春を感じる「セリごはん」を食する。
セリについて
セリ(芹)は、セリ科セリ属の日本原産の植物です。日本全国の山野で、水分が多い土壌である、沢や河川の水際などで繁殖しています。日本人が食用とした歴史は古く、奈良時代から食され、古事記や万葉集にも記録が残されています。春の七草の一つとしても数えられ、日本の食文化や風習に深く馴染んでいます。
施設栽培されたものは通年出回っていますが、天然物や露地物は2月~4月が旬を迎えます。独特の風味と歯ごたえが堪らない春の味覚です。
コトヨ醤油醸造元・「コトヨ和院」について
今回、メインの調味料として使用した「コトヨ和院」は、新潟県阿賀野市のコトヨ醤油醸造元が製造する、「白ワイン」入り、だし醤油(醤油加工調味料)です。
同社の杉桶で、長期熟成された本醸造醤油「笹神延喜(えんき)」をベースに、最高級の良質な「だし」をふんだんに使っています。また、みりんの量を控え、前出の白ワイン(山梨産)を使うことにより、甘さを抑え、「だし」と醤油の程よいバランスを実現させた、嘉永(1848年)創業の老舗醸造元のこだわりが込められた逸品です。
セリご飯の材料
- セリ 100g
- にんじん 1/2本
- 油揚げ 1枚
- 「コトヨ和院」 大さじ1
- 油・塩 少々
- 米 3合
作り方
- ご飯を炊く。
- にんじん、油揚げを細切りにする。
- セリの根を切り、葉と茎を1㎝程に刻む。(セリの根も食することができますが、今回は未使用としました。)
- フライパンに軽く油を敷き、2を炒める。
- にんじんがしんなりしてきたら、「コトヨ和院」を大さじ1、塩を少々加えて味付けをする。
- 5に3を投入し、混ぜる。(軽く火を通す。)
- 具材の完成。炊き立てのご飯と混ぜてお召し上がりください。
セリと「コトヨ和院」が織りなす、春の風味が満点のお手軽、混ぜご飯をお試し下さい。