暮らすイベントレポート

北前船寄港地を訪ねる

料理家・蓮池陽子さんの
新潟・村上ツアー②

2024127

料理家・蓮池陽子さんと「鮭のふるさと村上と新潟ワイナリーを巡る旅」

 前回に引き続き、「NIIGATA SLOW LIVING発酵じかん。」が企画・運営に携わらせていただいた、昨年11月に行われた料理家・蓮池陽子さんのプライベートツアーのレポートです。

 

―――前回のレポートをご覧になりたい方はこちらへ「暮らす 鮭のふるさとを訪ねる」―――

 

 イヨボヤ会館を後にした、ご一行は、途中「瀬波温泉」に立ち寄った後、かつての北前船の寄港地、村上市塩谷地区に向います。塩谷地区では、「野澤食品工業」の野澤陽祐さんにご尽力いただき

  • 塩谷地区の散策
  • 野澤食品工業「蔵見学」
  • 蔵ディナー 

 以上を執り行いました。今回は、その時の様子をお届けします。

 また、村上市塩谷地区や野澤食品工業の歴史と「蔵見学」の詳細はこちらの記事も併せてご覧いただけると幸いです。野澤食品工業は予約制により蔵見学が可能です。国登録有形文化財の店舗兼主屋の中に入り、製造所では、醤油・味噌がどのように作られているのかを知ることができます。

 

―――「暮らす 野澤食品工業を訪ねる―――

荒川河口で北前船の寄港地として栄えた、村上市塩谷地区を散策後、野澤食品工業「蔵見学」を行う

1836年(天保7年)創業・野澤食品工業の「蔵見学」

全国的に希少な(国内生産量1%)「木樽づくり」の醤油蔵

取締役・野澤陽祐さんより、丁寧にご説明いただく

撮影協力・川田直樹さん

夕食は野澤食品工業にて

「蔵ディナー」を開催

 「蔵見学」の後は、そのまま野澤食品工業様の「蔵」を特別にお借りし、新潟県や村上の食材、料理を手配して夕食の時間としました。

 また、地元村上の食を生産・発信している方々をゲストにお招きし、実演やワークショップで、ご参加の皆様と交流していただきました。

 

ゲストの方々①

  • 齋藤正志さん(総合食品さいとう・専務取締役)

 この日に合わせて新物の塩引き鮭を仕込んでいただき、当日、説明と身卸しの実演をお願いしました。

  • 野澤陽祐さん(野澤食品工業・取締役)

 「塩谷散策」「蔵見学」に引き続き、野澤食品工業の商品を「蔵ディナー」で参加者に体験してもらいました。

ゲスト①齋藤正志さん・村上特産「鮭の塩引き」の説明と実演・炭火で美味しくいただく

「鮭の塩引き」と記念撮影する蓮池陽子さん

皆様より、鮭を片手に素敵な笑顔をいただきました

撮影協力・川田直樹さん

ゲスト②野澤陽祐さん・「味噌だれ千価」で作ったカブの浅漬け・お刺身、湯豆腐等で醤油を体験

ゲストの方々②

  • 五十嵐紀人さん(関川村・丸重商店)

 二級酒造技能士の資格をお持ちの五十嵐さんに村上地酒の手配・説明。関川村の新米、豆腐、餅の手配をお願いしました。

  • 金子貞子さん(いろむすび・代表取締役)

 村上市にて、古民家を改装した、帰省体験型旅館と、山菜総菜専門店を経営されています。当日は、新潟ならではの「食用菊」の調理体験と山菜料理、熊の雑煮を持参いただきました。

 また、村上の「かかさ(お母さん)」ならではのお話もいただき、ご参加の皆様と交流を深めました。

ゲスト➂五十嵐紀人さん・村上地酒の紹介・関川村産の新米コシヒカリ、こだわり豆腐、餅を手配いただく

ゲスト④金子貞子さん・参加者と「食用菊」の調理体験・山菜料理と熊の雑煮を手配いただく

金子貞子さんより、お料理の説明

新潟のワインも体験

ご参加の方より、貞子さんへ「肩揉み」のプレゼント

特別な空間で和やかな時間を過ごしました。

「蔵ディナー」のメニュー

  • 「いろむすび」山菜お惣菜三種
  • 菊のおひたし
  • 鮭の酒びたし(きっかわ)
  • 鮭の白子煮(きっかわ)
  • 鮭の生ハム(きっかわ)
  • 「うおや」村上晩酌セット(鮭の焼漬け、昆布巻き、棒鱈煮付け、飯ずし、大根なます)
  • お刺身&はらこ(うおや)
  • 鮭の塩引き炭火焼(総合食品さいとう)
  • 貞子さん特製、熊の雑煮
  • 湯豆腐(関川村産こだわり豆腐使用)
  • 新米関川村産コシヒカリ
  • 新潟産サラダかぶの浅漬け(野澤食品工業の「味噌だれ千価」使用)

 

 以上の、「村上の食」に村上の地酒(太陽盛・〆張鶴)、新潟限定ビール、新潟産ワイン(ドメーヌ・ショオ)を交えて、ご参加の皆様にお楽しみいただきました。

 

 次回は、

  • 村上町屋通り散策
  • 新潟ワイナリー訪問

 以上のレポートをお届けします。